サイトアフィリとの出会い
サイトアフィリエイトというものがあると知ったのは、もうずいぶん前になります。そう、2009年の夏・・・仕事が自分に向いていないと強く思った私は、なんとか早期退職する方法を探し始めました。当時51歳。展望を見失っていました。
いくら辞めたいとは言っても、生活のメドが立たないのに、いきなり退職するのは無謀です。私は副業でなにか収入を得られるようにしたいと思いました。
収入が安定したら退職する・・・早期退職するのだ。そればかり考えて、日々の仕事に耐えていました。
しかし、そうそう簡単に割の良い副業など見つけられませんでした。そもそも余剰時間が少ないので、そこから更に一定の労働時間をとること自体、相当苦しいことでした。
そんな折、ネットでアフィリエイトというものを知りました。ブログやサイトに広告を貼り、そこから物やサービスを購入してもらう。それだけで、仲介手数料を頂けると書いてあります。
これだったら、少ない資金で始められるし、お手軽かもしれない・・・。そう考えた私は、サイトアフィリを調べ始めました。
でも、何の知識もない状態では、説明も日本語とは思えず、チンプンカンプンでした。
ドメインとかサーバーとかHTMLとか。頭が痛くなるばかり・・・
それでも、粘りと継続だけが取り柄の私は諦めずに情報を漁りまくりました。世に言う「ノウハウコレクター」の道を突き進むことになりました。
ノウハウコレクターの定義
では、そもそもノウハウコレクターとはどういう人のことを指すのか。
その定義から、自分の考えをまとめてみようと思います。
私の考えは「根気強く実験を続けるロマンチスト」ということになります。
基本的にインターネットを使って稼ぐ方法が確立していれば(もしくは確信していれば)実験ではなく決まった作業をこなすようになります。
作業に見合う収益が入ってくる見通しがあれば、ノウハウを集める段階は終わり、実践家として自立していけるはずです。
自分をベースにして考えているのですが、ノウハウを求めてさまよっている人は確信が持てない人です。
まだ、結果は出せていないけれど、なにか稼ぐ方法があるはずだとロマンを持って探しています。
それで、なにか稼げそうな話を持ちかけられると乗っかってしまいます。
そして、言われたとおりにやってみる。実験をして試してみます。
でも、基本的にネットに関する知識や技術が低いので応用が効かず、ノウハウを具体化することができない。
書かれている内容が理解できず、実行できないまま挫折してしまう。
実験は失敗だと思いこんで、次のもっと簡単そうなノウハウを探す。
この繰り返しで生かされなかったノウハウの残骸が増えていく。
反対に蓄えは減っていく。でも、切り替えて別の生き方にならず、実験を継続する。
こんなロマンを追う人たちだと思います。
ノウハウコレクターの強度
そして、ノウハウコレクターとしての強度を決定する要因が、その人の環境にもあると思います。
それは「不満、不安、充実感の欠乏」というマイナス要素です。
自分をベースに考えると、とにかく仕事がいやでした。
仕事をめぐっては矛盾が渦巻いているように感じました。
内容もひどかったです。責任を負わされているのですが、権限や裁量は与えられず、できそうもない課題だけを押しつけられていました。
よくあることかもしれません。でも、苦痛で仕方がなかったのです。
しごとを辞めたいという気持ちが、別の収入を得る方法をみつけたいという気持ちに変わりノウハウコレクター促進につながったのだと思います。
そして、少なからずそういう人はいると思います。
別の人生、別の生き方を求める力と合わさってノウハウコレクターとして強度を高めてしまったのだと・・